つくり人の舞台裏
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制作日記



























Smooth Medoc









































Hand made shoe maker

[SHOE&SEWN]

tel/fax 078-881-0806

H.P.

http://shoe-and-sewn.jp
E-mail address
shoeandsewn@gmail.com




 
with
 



先日、東京で鞄の職人をしている友人が遊びに来てくれました。

靴と鞄で舞台は違っても、感性を共鳴し合える喜びを感じ、

こういう作り手に出会えた事は、とても代え難い財産だと思いました。


出会いは、展示会のブースが隣り合った事がきっかけでしたが、

「鞄も作り始めたの?」

と、頻繁に聞かれるほど醸し出す雰囲気が重なり、会話をすると、

旧い友人と立て板に水を流すように話しが弾んでしまいました。


どちらかというと。話題を振って、その相手の出方を伺いながら、会話を組み立てていく

性分で、能動的に自分の話題に引き込むおしゃべりなタイプではなく、相手との掛け合いで

対話を重ねる、受動的なタイプだと認識している。だから、人によっては会話が続かない

ケースも往々にして起こり、弁舌が立つ人の事を羨ましく思えてしまう。

だから、このようなケースはとても稀有だ、という事を言いたいだけなのだが、

とても回りくどい言い回しになり、どうやら文筆の方は立つようだ(笑)


そんな彼女とは、お互いの作ったものを交換して親睦を深め、久々の再会では

それを品評しあって、お互いの現在地を確認し合う。















































































「doppiavu」

http://doppiavu-co.com/

























人それぞれ風の捉え方は違い、それが個性だったりもするけれど、

同じ風を受けていれば、いつか同じ目標に辿り着けるだろう。

なんて、たゆたいながらお互いの健闘を祈り合った。





























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おがみモカ
 



なんだかなごみそうな、新しい缶珈琲の銘柄のようですが、そうではございません。


靴の意匠の一種で、モカシン縫いの革と革の断面を、三角になるように裁断して、

そのパーツ同士を手縫いで縫い合わせるのですが、そのパーツの合わさり方が、

掌を合わせて拝んでいるようなので、このような呼称がついております。

















































ボリューム感が出てカジュアルになるように、立ち上げは少し幅広く



















































































































このシリーズのローファーは、もう5足目くらいになりますでしょうか。

この日は、日本にまだ入って来ていない、パリのブランドのシルクソックスと

コーディネイト。

色合いと素材感が絶妙です。



























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混線トレーション
 




先日お客様から画像が届きました。

とても丁寧に撮って頂いて、見せ方というのはとても大事だと、

改めて思う2014'



偶然のなりゆきというのは、その事象を紐解いてみると、実は必然だった。

という事柄が散見される近頃。

恐らくそれは、進むべき道を踏み外していないという返答なのだろう。

そのような出会いに満ち溢れている生き方は、とても豊かだと思わされます。


結局、人生は人と繋がる線の多さとその太さ、そしてそれが複雑に絡み合って

いく様が、面白い。



そして、モノは所詮モノだが、そのモノが介在する事で、人と人は繋がり易かったり、

繋がりにくかったりする。

その繋がりを紡いでいく為にも、糸を絶やさないように、結い続けなければならない。

それが出来る事もまた、モノを作る人間の役得かもしれない。






























Re no 100  Blog

Jan 3 : 030

























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別注
 





東京の展示会で声を掛けて頂いた男性のお客様が、

工房にわざわざご足労頂き、別注のMedocを注文して下さいました。

色々と積もる話題を、お茶を飲みながらリラックスしてお話し出来たので、

より要望に近いイメージで作る事が出来ます。


これは作り手にとってもありがたい事で、

「じゃあこれ作っといて。」

なんて軽く投げられても、こちらとしても、作るからには納得のいくモノを仕上げたいのが、

職人としての心情。


だから、ささいな別注であっても、ちゃんとイメージを聞いてその方向性に導いていく事が、

意外な発見に繋がったりもする。


お客さんに育ててもらう


とはこういう事だな。

と、いつもながら実感致します。















































































メンズは、足元にボリュームを持たせた方が、やはり様になります。


コバを張り出させたダブルソール仕様

Leather sole +¥2100
























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GARA×GARA
 






今日はガラキチさんが遊びに来てくれました。


柄 on 柄 with 原色

 
夏男じゃない自分には真似出来ない離れ業をサラっとやってのける、愛知出身のK女史。


ベージュのステンカラーコートの下には、まばゆいばかりの太陽のようなニットが

潜んでました。

愛知県人は噂にたがいませんわ(笑)




そして、古着屋で見付けて古靴のようになったコチラをメンテナンスに






















































元はコレ





















ひと夏でこうなったようです。くたびれ方に夏の思い出が詰まっています。

グッバイ! SUMMER DREAM
















































次のオーダーは、このモデルのK女史ならではというカラーリング。

きっと彼女なら乗りこなしてくれると思います。































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Vacances
 



少し久しぶりの更新。

撮り溜めていた靴の画像を紹介しなければと、風呂上がりにビールでもやりながら

キーボードを叩きたいところだが。まだ風呂も入っていなければ、片手にはカフェイン

のみで、まとわりつく湿気につかりながらパソコンを覗きこむ。



そんな現実とはかい離したバカンスに行きたい。

行くなら南仏ニース!

照りつける太陽に焼かれながら、サングリア片手に浜辺で読書でもしていたい。

と、空想旅行を楽しむ為の靴を作ってみた。





































海岸通りのデッキを、白のショーツに麻のブラウスを羽織って素足で

履けば、オフだけどくだけ過ぎない大人のオシャレが楽しめる。









































涼しげな印象にする為に、ベロは排除してそこからちらりと足が覗く。

柔らかいラムレザーをアッパーにあしらっているので、素足でも柔らかく

足馴染みが良い。

そして、上品過ぎないカジュアル感を出す為に、製品染めをしてアンティークな

風合いに仕上げております。







































Blackはモードな雰囲気に
































    Style name : Nice

    Color : Beige.Ivory.Black

    Material : Lamb leather

    Size : 34.35.36.37.38.39.40










お店からの別注でお作りしたアイボリーも、爽快感と柔らかいアッパーの雰囲気で、

抜け感が良いですね。




アイボリーの別注色はコチラのOnlineからどうぞ↓↓↓

6DIRECTIONS Online Store

http://6directions.net/SHOP/g7327/list.html






















神戸ハンドメイドシューズ
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紫陽花
 





ついこの間までセーターを着ていたかと思えば、近頃は半袖で過ごせる程に、

四季折々の情趣が楽しめる日本の風情はどこへいってしまったのやら。


友人から頂いた注文では

「夏までに」

というお達しが。

しかし、急に夏がやって来たもんだから慌てます。

夏は梅雨の後に来るものだと思っていましたが、どうやら近頃はそうでは

ないらしい。

夏の虫氷を笑う



友人からの注文は、同じカタチでもう3足目になる。

季節に合わせて、色はイタリア語で「Ortensia」(オルテンシア)

アジサイという意味。
































Style name : Margaux

Color : Ortensia














マーブルな色合いに仕上げた、アンティーク感漂うロイヤルブルー。

梅雨より先に、足元にアジサイが咲きました。
























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Giogio
 



普段あまり出来ていない既製品のご紹介を。


先日の催事でも一番人気だった「Giogio」(イタリア語の女性名詞で「ジョジョ」)

元々はお客様から頂いた注文靴をベースに、クラシックな佇まいを残しながら、

既製品として展開出来るように、背が高くなるにつれ足も大きくなった現代女性に

合わせて、ラストもアップデートしてお作り致しました。


催事中、通りすがりのご年配の淑女からは、

「若い頃にこういう靴を履いていたわ。」

とおっしゃって頂きましたが、まさにその通りでデザインのイメージは、

映画「旅情」(1955英・米)に登場する、キャサリン・ヘプバーン扮する

ジェーン・ハドソンでした。




アメリカの地方都市で秘書をしている彼女が、長期休暇を利用して訪れた

水の都・ベネツィアで、骨董商を営むイタリア人男性と恋に落ちるストーリーで。

劇中で彼女が身に着ける衣装は、秘書という肩書が容易に想像出来る、可憐でありながら

品性とインテリジェンスに溢れた衣装で、ヘプバーン自身が齢50を手前にして演じた役にも

関わらず、とても妖艶で色香がありました。

そんなジェーン・ハドソンは、一人でヨーロッパに長期休暇に出掛けるようなアクティブな

女性ですから、普段仕事を行う時はきっと動き易い靴を身に付けていたはず。

秘書業務は男性社会に身を置くので、当時の風潮では派手なハイヒールやパンプスは

好まれないでしょうから、レースアップシューズを履いていたのでは・・・?


そんな妄想を膨らませながら、心惹かれたキャサリン・ヘプバーンの事も調べて

みると、彼女自身も劇中のジェーン・ハドソンを地でいっているのではないかと思う程、

教養と品性もある方で、当時としては珍しいパンツスタイルを貫き、自立した女性の

パイオニアとして今だに尊敬の念を集めているようです。

そしたらきっとヘプバーン自身も、パンツスタイルに合わせ易いきっとこんなマニッシュな

靴を多く履いていただろう、なんて妄想癖が加速してしまいました(笑)

























    Style name : Giogio

    Color : D・Brown.Brown.Black

    Material : Baby Calf

    Size : 35.36.37.38.39

    Price : Leather sole ¥38,850-
      












モデル名の「ジョジョ」はお客様から頂いたもので、注文靴という人に寄り添うスタイルは、

作り手自身も様々なものをお客様から頂いており、それが日々の研鑽と成長に繋がって

いるので、ただモノを作って右から左へ流す、という商売では得られない、確かなものが

得られるのではないかと思っております。


















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リプロダクト
 


慌ただしく製作をこなしているさなかでも、

ちょっとしたズレを認識すると、それを放っておけない性分だ。





ことさら型紙に関してはシビアにならざるを得ない。






デザインはシンプルでミニマルを基本としているので、ほんの少しの寸法の違いや

曲線が歪曲している事で、全体の印象に大きな影響を及ぼしかねない。

俗に言うバタフライ効果と比喩される事象で、靴のプロダクトはその集積と言っても

大げさではない。





ましてや1枚革の平面パターンを、立体に造形するならば尚の事。



















おおよそ1枚甲のデザインには適さない、成牛の肩の皮をなめした肉厚のある革。





機械では立体に出来ない、手で道具を使い、型に沿わせる作業を行う事で、

平面デザインが立体デザインになる。


















このほんの小さなズレも、同じ物を作り続けてリプロダクトする事で、

洗練された個になっていくのだと思う。

だからいつも、目の前にある小さな小石にも立ち止まってしまう。





















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